1973年 1974年 1975年 1976年 1977年 1978年 1979年

1973 12.27（木）晴（編者註：場所は和彦が専務として務めていた南画廊）
滝口修造氏来廊：“扉に鳥影”をいただく。
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1974 1.19（土）晴
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滝口修造氏来廊。
海藤氏、白倉氏3人と うずら で会食。
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瀧口さんを送る。自宅に30分余りお邪魔する。下落合。大変素晴らしい部屋である。フォンタナ、ミショー、ミロ、藤松、利根山、荒川、マッタ、オノサト、加納、etc. etc. と本が雑々。ポスター（オマージュ滝口）　ブランディーと自宅の庭のナツメグ（編者註：オリーブのことか）、スモークチーズ。すこぶる楽しいひとときであった。

2.3（水）晴
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滝口先生来廊、フィラデルフィアデュシャン展のポスター

2.22（金）曇 風強し
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滝口先生来廊 アラカワから送られて来た古い写真30枚をみる。オブジェの材料。白倉氏、井上と4人で”うずら” 、ギャストロ（編者註：銀座のBar Gastro ガストロ）へ。そこへ、志水（編者註：南画廊志水楠男）、サム（編者註：サム・フランシス）、堂本（編者註：堂本尚郎）、飯田（編者註：飯田善国）、ドイツの美術館キュレーターハルテン氏が来る。 滝口先生を送り帰る。11時半

4.2（火）晴
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滝口先生来廊。リチャードハミルトンのホトグラフィ（ママ）集をみせてもらう。
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6.20（木）晴 曇
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滝口さん、白倉さんと うずら でのむ。
可愛い老人である、滝口さんは。元気を出してほしい。＜・・・＞

7.17（水）曇
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滝口修造氏来廊
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1975 2.3（月）晴
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帰りに滝口先生のお宅に寄り、小鯛と生しいたけを届ける。先生夫妻と玄関で逢う。元気づける。もうすぐ春です。
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1975.3.28（金）晴
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滝口修造さん来廊。しばらく話す。白倉さんと うずら で（3人）夕食のむ。帰りに滝口さんを自宅まで送る。先生は幾分元気。
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5.2（金）晴
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滝口先生来廊。元気そうで何よりうれしい。
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5.6（火）午前雨、午後晴
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小生のみ滝口修造さんを訪ねる。約1時間半。デカルコマニー、小生と森本さんがほしい旨を伝える。拘っている絵のこと、現代詩手帖”瀧口修造”のこと、詩集のこと。面白かったのは、自分の作品は詩でもあり散文もあり、その他いろいろあるが、詩集として出すのはいやだという。もっとそっくりそのまま出したいという。元気そうであるが、まだ元気とはいえない。＜・・・＞

1975年6月21日（土）曇
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滝口修造先生来廊。エルンストの話。
先生のお供をしてイエナ書店に行く。（中略）小生はエルンストのドイツ版“Collagen”を求める。
パブ. チューダーに案内して話を聞く。トーガン、メロンと生ハム、イワシ、レバーとシイタケ、先生満足。握手を数回。自動車で自宅まで見送り帰る。10時。

1975年6月30日（月）曇
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滝口先生よりTel。デカルコマニーが出来上がったという。2枚（1枚は小生にという）
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1975年7月3日（木）晴、曇 雨
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滝口先生にtel。風邪の由。奥さんが出てこられる。

1975年7月8日（火）晴
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滝口修造先生のところに伺い２時間。お願いしていたデカルコマニイ、２点、一点は小生がいただき、１点の値段をつけるのに弱ったが１５０千円とした。しかしこれは小生がもつ。いい作品である。

1975年7月9日（水）曇、晴
午前中、滝口修造先生に礼状。
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1975年7月23日（水）晴
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金子さんと一緒に滝口先生を訪ね一時間。デカルコマニーの代金（150千円）を渡す。

1975年9月12日（金）晴
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滝口修造さん来廊　一緒に自宅までお送りする。帰宅8時半
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1976年2月22日（日）曇、雨
午前中、サムフランシスについての文章をまとめる。
午後、滝口先生のお宅を訪問する。サムの文章をのせるに際して、”余白に書く”のカバー（サム）を転載することの了承。2時から5時前まで。タピエス、ミロとの詩画集の件、その他。
夜、サムの原稿、おおよそ出来上る。
滝口先生は片目をつぶるのは右目である。小生と同じ

1976年3月6日（土）晴
＜・・・＞ 滝口修造先生来廊、ハンス・リヒターが死んだこと、その因縁、その他。デカルコマニー（幻想画家論の表紙）を返す。
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1976年4月13日（火）曇、雨
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滝口先生来廊。“超現実と絵画”“ミロ”“ダリ”を求めた話をする。“超現実と絵画”は高かったでしょう。近く新訳を出す予定です、とのことであった。
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1976年5月6日（木）晴
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滝口先生来廊。Werner Spies 氏の以来で日本にあるエルンストのリストを作って送るのだという。そのための準備。案外と少ないのである。
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1976年5月28日（金）晴
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夕方、滝口先生来廊。自宅の立ちのき騒動。富山県の美術館のこと。むかしのこと。達治さんのこと。さとのでのみながらゆっくり話す。よく召し上がり大変うれしかった。10時帰宅。＜・・・＞

1976年9月24日（金）快晴
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滝口先生来廊。ミロとの版画詩集は平凡社でやるとのこと。＜・・・＞

1976年11月30日（火）晴（編者註 南画廊 中西夏之展最終日）
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滝口先生夫妻来廊 ＜・・・＞

1976年12月18日（土）晴
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滝口先生来廊 ＜・・・＞

1977年2月14日（月）曇、雨
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滝口先生来廊、久しぶりにお顔を拝見するも大変元気そう。
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1977年3月26日（火）晴
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Ay-Oの最終日。来客多し。
滝口先生来廊。しばらく話す。リウーファン、中原佑介、加納光於、三木富雄の各氏ら。
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1977年4月22日（金）晴
＜・・・＞ 滝口先生来廊。先生の様子あまり元気とはいえない様子。何か支えてあげるようなことをしてあげねばならない。そういう義務を感ずる。
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1977年5月4日（水）曇
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滝口修造先生を訪ねる。お土産は舞鶴のワカメ、それに池袋の西武で買った鮎、エビ、白魚、シューマイ、青いアスパラetc.　電話では腰が痛くて弱っている、という。1時半から4時前まで、30分の予定が長くなった。先生は割合元気である。富山県立美術館で滝口館を作る話—堤さんと東京都M、平凡社でミロと先生の詩画集を作る話、2つともうまく行っていないので弱っているという話である。家の方の問題は片付いた(南天子の青木さんが地主から先生の肩代わり)という。池田満寿夫さんの話。1956年の版画15/30 浜口陽三あての手紙とともに3~4枚出てきた、というのをみせてもらう。彼の場合は落書き的なものがいい、という。奥さんのことー将来のことーを心配しておられる。
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1977年7月21日（木）晴
＜・・・＞ 瀧口修造先生来廊。やや元気がない。

1977年9月30日（金）晴（編者註：南画廊退職の日）
最後の日。引き継ぎ書類を整理。机の引き出しを整理。ひる、よしので横田さん（編者註：現横田茂ギャラリー横田茂）と晝食。滝口先生は10/11午后3時にきまる。
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帰宅10時。これで幕が下りた。明日から新しい出発である。

1977年10月11日（火）曇
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2時半、中野駅で横田さんと逢い、滝口先生宅へ。コーネルについてのオマージュの依頼。3時から5時前まで。滝口さんはコーネルに似ている。
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1977年11月19日（土）晴
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瀬津の横田さんを訪ねる。滝口先生が南天子G、南G、を経て若林さんの作品をみるという。南Gに出向いて先生を連れて来る役目となった。南天子Gの青木さんに逢う。滝口先生は夫妻でみえた。
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1978年1月20日（金）晴
杉並交通からタクシーをチャーターして10時出発。滝口先生に小鯛を届ける。玄関で失礼する。滝口先生は思ったより元気そうである。＜・・・＞

1978年2月14日（火）曇
＜・・・＞ 2時瀬津へ。滝口先生とコーネルをみる。これは素晴らしい時間だ。恐らく一生忘れられない時間と空間であろう。＜・・・＞

1978年4月4日（火）晴（編者註　3月に京橋で佐谷画廊開業）
＜・・・＞ そこへ滝口先生来廊。滝口さんは例によって丁寧にみられた後、しばらく話される。約1時間半ばかりおられる。＜・・・＞ 先生からお祝いのバーボンを一本いただく。
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1978年8月20日（日）晴
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午後、滝口先生宅訪問。祗子に自動車の運転をしてもらう。2時間半。ジョーンズのことについて話をきいたのが面白かった。
そのほか、先生の昔のデッサン：Oboro Onboro と題したデッサン集など。
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1978年9月14日（木）曇、一時雨（編者註：佐谷画廊最初の企画展 Max ERNST Yves TANGUY 版画2人展 開催1978年9月11日-30日）
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今日最大のイヴェントは滝口先生から速達で、お祝いの詩がとどいたことである。MAXとYVESの頭文字を韻にふんだ佛語の3行詩と4行詩、それにその訳の日本詩というのだから、これはもうたまらない。最高の贈り物である。早速フレイムに入れることにする。
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1978年9月22日（金）晴
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滝口修造先生来廊。これはうれしかった。
一時間ばかりエルンスト、デュシャン等の話をきく。
一緒に自動車でお送りする。その間、サムや東野氏の話。富山Mの話。帰宅9時。
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1978年10月31日（土）曇
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滝口修造先生来廊。一時間ばかりおられる。体の方はやはりヨタヨタしておられる。しかし手をかそうとすると大丈夫だと気は確かである。楽しそうだったのがうれしい。
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1978年11月6日（金）快晴
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南天子Gの滝口さんとミロ展をみに行き、先生にあいさつ
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1978年11月9日（木）晴
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祗子と南天子Gに寄り、滝口先生夫妻と逢う。
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1978年12月10日（日）曇、一時雨
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午後祗子と2人で滝口先生宅におせいぼ(先生夫妻のカーディガン)を届ける。先生来客中で奥さんにのみ逢う。
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1979年2月28日（水）晴
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滝口先生よりTelあり。展覧会がみれなかったことで。
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1979年3月25日（日）晴（編者註：3月20日に志水楠男死去）
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午後、滝口先生を訪問。1時15分~4時半。＜・・・＞

先生は幾分手元不如意らしい。近くGeldをもって、何か先生のものを買ってあげよう。先生のデカルコマニィーを。先生の生きている間でないと何の意味もない。２〜３日中に何とかしよう。
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1979年3月27日（火）晴
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帰りに滝口先生宅により、500千円を渡そうとしたところ、大変な立腹である。これには全く予想外で参った。こちらの気持ちが伝わらないのでがっかりして泣けた。＜・・・＞　先生が理由なく立腹し、自分の気持ちがすなおに受け取ってもらえないのには泣けた。帰宅10時
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1979年4月5日（木）晴
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滝口先生＜・・・＞より手紙あり。

1979年7月1日（日）晴
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10時過ぎ、平凡社の田辺さんからTel。
滝口修造先生が3時に亡くなった、という。これには絶句する。早速祗子と自動車で滝口先生宅を弔問。途中大岡信、山田（本や）の両氏に逢う。追悼式を考えねばならぬ、という。同感である。
綾子夫人に逢う。武満徹氏がいた。
河井病院に入院していたという。肺水しゅのためという。大岡氏の話だと、夫人は一週間ねていない、いわれたが、思いの外、しっかりしておられる。
書斎に棺がおいてある。そこへ手をあてると、涙が出た。葬儀、告別式は行わない、という。
明日通夜、明後日12時出棺という。12時前帰宅。参ったナ。時代のかわり目である。

1979年7月2日（月）晴後雨
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南天子Gへ行き、青木さんと話す。滝口さんの葬儀の件。そこへ夫馬さん来廊。オマージュ瀧口修造展をやりたい。
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滝口先生の御通夜に出席。大岡氏の話だと追悼式はやらぬという。その代わりに何か9月にやるという。
平凡社、美術出版、芸新の連中が働いていた。一時間ばかりいて辞去。
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1979年7月3日（火）曇
11時前、滝口先生宅。11時半過ぎから参列者のお別れ。綾子夫人にあいさつ。思いのほかお元気なのでほっとする。　庭で先生の書斎———そこに棺が置いてある———菊の花などに埋っている———を一時間ばかり立って眺めていた。　最後のお別れに先生のデスマスクをみた。　幾分苦しそうであった。安らか、という感じではない。　12時出棺。　参列者は多いとはいえない。福島秀子さんが泣きじゃくっていた。
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1979年7月4日（水）晴
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10時半画廊へ。滝口先生の写真（内田さん撮影）をフレイムに入れ、黒いリボンでかざる。MAX, YVESの詩のそばに置く。
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